在宅介護をしている高齢者の趣味!推理と悲喜いろいろでボケ防止

在宅介護をしている70歳後半の高齢者が、趣味を通じて如何にリラックスしているかをご紹介します。

家内の介護をしてはや数年、大好きなゴルフを辞めて今は介護をしながらお金のかからない趣味を楽しんでいます。

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在宅介護に趣味が必要な理由とねらい

糖尿病が原因で左足を切断した家内は、殆どの合併症(網膜症、神経障害、腎症⇒人工透析)を患い料理もできません。

その家内を自宅で介護をするようになった私は、週3回のゴルフ練習とラウンドプレイを一切辞めました。

それは介護を必要とする家内が、私の長時間外出(1時間半以上)に不安を訴えたので辞めざるを得なかったのです。

しかし、家内の病気により半主婦になった私は、家内の排尿・排便(簡易トイレから)の処理、掃除・洗濯、食事準備・皿洗い、通院、人工透析の送り迎え等、けっこうな労力がかかります。

従って、自宅での趣味でリラックスすることは、介護の継続のためにも必要不可欠だと思っています。

【私が趣味継続する目的】
 ・介護のストレスを解消し新たな気持ちで介護を継続する
 ・認知機能の低下を防止する(高齢者運転免許更新の認知機能検査100点継続中)
 ・サスペンスドラマで犯人捜しをして思考能力を磨く
 ・リラックスした時間を作る

とにかく家内の介護継続に趣味は欠かせない重要項目です。

自宅でお金のかからない高齢者の趣味

自宅での趣味といっても数多くありますが、介護を必要とする病人がいれば何かとお金がかかりますし、年金収入しかない私にはお金のかからない趣味しかできません。

幸いにも私は、中学生時代から映画や読書(娯楽)が好きだったので、それを中心とした趣味を楽しんでいます。

私が愛読する主な作家と時代小説(中古文庫)

小さい頃から時代劇が好きだった私は映画をよく見ていましたが、最近は映画館にはいかず時代物は文庫本やテレビドラマや映画で楽しんでいます。

文庫本も以前は新刊を買っていましたが、最近はAmazonで安価な中古本を買うようにしています。

中古本の価格は1円~100円以内、但し送料がかかるので300円~400円/冊ぐらいになります。

以下に私が最近読んだ主な時代物小説をご紹介します。

読みだしたら止まらない暇つぶし、リラックスするには最高と私は思っています。

佐伯泰英氏の時代小説

以下の◎印はテレビドラマにもなった超人気の時代小説です。

 ◎居眠り磐音 決定版(51巻)
 ◎密 命
 ◎吉原裏同心
 ◎酔いどれ小遠次
 ・夏目影二郎始末旅
 ・空也十番勝負・・・とても面白く清々しい気持ちになります

上田秀人氏の時代小説 

何故か上田秀人氏の時代小説はテレビ放送はありません。

多少、理屈ぽいところはありますが結構楽しめる時代小説です。

 ・勘定吟味役異聞
 ・御広敷用人 大奥記録
 ・聡四郎巡検譚
 ・お髷番承り候
 ・奥右筆秘帳
 ・妾屋昼兵衛女帳面
 ・百万石の留守居役

上田秀人氏の時代小説も面白いのですが、最終回の終わり方が中途半端な感じで不満な気持ちになります。

鳥羽亮氏の時代小説

佐伯泰英氏と上田秀人氏の小説をほぼ読み終わったので、新たな作家を探し最近になって読み始めた時代小説です。

 ・介錯人 野晒唐十郎 ・・・ちょっと色っぽいところもあり面白い

テレビの時代ドラマ、映画

テレビ放送の時代ドラマや映画は、ほとんど見ています。

いま放送されているNHKの大河ドラマ「鎌倉殿の13人」も見ていますが、今まで知らなかった歴史の一抹が解り面白いです。

テレビのサスペンスドラマ

サスペンスは松本清張や水上勉などの本格推理小説があり一時はこれらを読みましたが、今は小説は読みません。

最近はもっと気楽に楽しめるテレビドラマのみとしています。

サスペンスでの楽しみはドラマを見ながら犯人を予想すること、けっこう的中するのでより楽しくなりますし推理するのでボケ防止にもなります。

サウペンスドラマはBSで毎日放送されているのでお好きなな物を選んで楽しめますし、録画しておけば好きな時間に見ることができます。

以下に私が好きなドラマを紹介します。

テレビ男優主演のサスペンス

私が見ている主な男優主演のサスペンスドラマを紹介します。

浅見光彦シリーズ(主演俳優が多数)

探偵を趣味にする旅と歴史のルポライター「浅見光彦」が活躍するサスペンスドラマです。

原作者は内田康夫氏、これまで数多くの俳優が主演をしてきましたが、私が好きなのは榎木孝明、沢村一樹、中村俊介です。

これまでの主な主演は、水谷豊、高嶋政伸、辰巳琢郎、榎木孝明、中村俊介、沢村一樹、速水もこみち、平岡祐太と多くの俳優が演じています。

ドラマは1回完結の2時間もの(最近はコマーシャルが多いので実質は1時間半ぐらい)、これまで40回以上のストーリーが放送されましたが、どれを見ても楽しめます。

現在はBS161(時々)、BS181(毎週金曜日の午後)、BS222(時々)などで放送されています。

終着駅シリーズ(片岡鶴太主演)

牛尾刑事(片岡鶴太郎)が活躍するサスペンスドラマですが、コロナで亡くなった岡江久美子さんが妻役、二人の絶妙な夫婦役も見ものです。

原作者は森村誠一氏、ドラマの最終場面で牛尾刑事が温かい思いやりで犯人に状況説明するところも見ものです。

主にBS151で放送されていますが、毎週ではなく不定期なので注意していないと見逃します。

なお、この終着駅シリーズも最終回(ファイナル)は2022年12月22日に地上波5チャンネルで放送されました。

もし見逃しても再放送はあると思いますがいつになるかは不明です。

税務調査官・窓際太郎の事件簿(小林稔侍主演):フジテレビ系

世田谷税務署に勤務する窓辺太郎(影(陰)の調査官)が、政治家と地方の事業者との癒着(汚職)を暴く痛快なドラマです。

小林稔侍のユーモアな演技も良いし、若き日のの全力疾走も面白い(高齢になって衰えたが)。

十津川警部シリーズ( 渡瀬恒彦・高橋英樹、高嶋政伸、他)

十津川警部と亀井刑事の名コンビが事件を暴く人気のサスペンスドラマです。

主演は渡瀬恒彦・高橋英樹、高嶋政伸の他、多数の俳優が演じていますが、最近放送されているのはこの3人です。

私は3人とも好きなのでほぼ全シリーズ見ましたが、しばらくして内容詳細を忘れた頃にまた見るようにしています。

なお、高橋英樹主演の十津川警部シリーズも後1作で終了、最終回の放送は12月29日です。

遺留捜査(上川隆也主演):テレビ朝日

事件現場に残された遺留品に特別な関心を持つ刑事・糸村聡が、独自の捜査を通じて犯人を見つける刑事ドラマです。

風変わり故に同僚に変人扱いされてもどこ浮く風で動じることもなく、行き詰った事件を解決するのが見ものです。

ただ、糸村刑事ファンとしては、数々の事件を解決していく糸村を同僚がいつまでも認めない展開は、脚本の作り方に不満を持つ私です

相棒(水谷豊主演):テレビ朝日系

視聴率が常時14~15%取れる人気の刑事ドラマでです。

特命係の杉下右京(水谷豊)と部下の相棒が、無能な捜査一課が解決できない事件に口出しして難事件を解決していく痛快なドラマ。

出世にはまったく関心のない二人が、警察組織のしがらみにも負けずに事件に取り組む様はが面白さを倍増しています。

WOWOWのサスペンスドラマ

毎週日曜日の午後10時からの連続サスペンスドラマ、好き嫌いはありますが4~5作に凝縮されたサスペンスは見ものです。

サスペンス好きには見逃せない番組です。

WOWOWでは、上記以外でも「北欧サスペンス」や珠にしか放送しませんが「刑事モース オックスフォード事件簿」など、刑事ものでけっこう面白いサスペンスがあります。

ただ、ヨーロッパのものは画面が暗すぎるのが私から見れば難点ですね。

テレビ女優主演のサスペンス

女優のサスペンスドラマの主演は、市原悦子、泉ピン子、片平なぎさ、沢口靖子、渡辺えりなどが、多くのシリーズ作品に出演しています。

最近はこれらに続く女優が出てきておらず寂しい限りですが、時代の流れなのかシリーズ作品が少なくなったように思います。

赤い霊柩車(片平なぎさ主演):フジテレビ系

葬儀屋の社長(片平なぎさ)と恋人の医者(神田正輝)が、亡くなった方の死因に不振を持ち事件を解決していくストーリを主体としたドラマですが、1992年~2020年まで38作が作られた超人気ドラマです。

原作は山村美紗氏、今でも少しづつ再放送されており楽しめますよ。

片平なぎさ主演のその他のシリーズドラマは、「小京都ミステリー」、「カードGメン・小早川茜」、「ブライダルコーディネーターの事件簿」、「ご近所探偵・五月野さつき」、「ヤメ刑探偵 加賀美塔子」、「ハマの静香は事件がお好き」などがあります。

鉄道捜査官(沢口靖子主演):テレビ朝日系

「警視庁鉄道捜査隊東京駅分駐所刑事課」に所属する花村乃里子(沢口靖子)警部補が、鉄道にからむ刑事事件を解決するドラマです。

事件は東京だけでなく全国に繋がっており、各地への出張捜査も見ものです。

原作はサスペンス作家で有名な西村京太郎氏です。

沢口靖子は私の好きな女優で殆どの作品を見ていますが、この鉄道捜査官の他に「警視庁機動捜査隊216」、「科捜研の女」、「検事・霞夕子」など数々のシリーズも全部見ています。

なお、冒頭にも記載しましたが、故市原悦子、そして泉ピン子、渡辺えりの主演ドラマも多数あり、その殆どを私は面白く見ました。

まとめ

在宅介護は気苦労が多く、生活の範囲が極端に狭くなり自己犠牲が伴うものです。

私の場合は、結婚してほぼ40年後に家内が病魔に倒れ介護が必要となりました。

その40年間もの長きに渡り毎日の食事、子育て、家事などで世話になったことを考えれば、一生続く介護で恩返しするんだと誓い、自己犠牲は何の違和感も感じていません。

しかし、それでも介護の気苦労はありますから、それを上記の趣味でリラックス・リフレッシュして介護が苦もなく続けられる状態を維持することは絶対に必要だと思っています。

趣味は人それぞれ、自分に合ったものを探してリフレッシュしてくださいね。

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