膀胱炎で留置される導尿カテーテル(排尿カテーテル)は、感染のリスクが高いので早めに抜去する方が良いのをご存じですか。
実は、家内を治療した医師は導尿カテーテルを取り付け、カテーテルは恒久的に留置すると言ったのです。
が、その後のセカンドピニオンで抜去し、何の問題も無く生活をしています。
導尿カテーテル長期使用のリスク
カテーテルは衛生状態を保つため3週間から1ヶ月間隔で交換する必要がありますが、交換は素人では難しいので、泌尿器科などの病院でやってもらうことになります。
そして、主なリスクは感染症や不快感です。
・カテーテルの交換挿入時に細菌が侵入し感染するリスクがある
・尿意や恥骨上部の不快感
これらにより不必要なカテーテル挿入を避け,可能な限り早急にカテーテルを抜去することが最大の感染予防になると、多くの医師の提言があります。
目 次
導尿カテーテル留置に対する病院の判断
最初に膀胱炎を治療してくれたH病院の主治医は、カテーテルは恒久的に留置することになると言っていたが、H病院を退院した後に受診したJ病院の泌尿器科医は、カテーテルを長期に使用することは感染のリスクが高く、腎臓を悪くする可能性が高いので、出来れば抜去が望ましいと言い、テストをしましょうと言ってくれた。
導尿カテーテル抜去テストの方法
カテーテルが抜去できるかの判断は簡単で、カテーテルを外した数時間の間に適切な排尿が出来るか、出来ないかで判断するとJ病院の泌尿器科医の説明があった。
手順1:膀胱洗浄
テストの手順としては、まずカテーテルを外し250mlの生理食塩水で膀胱を洗浄します。
これが終わったのが午前10時40分頃でした。
そして、その状態のまま排尿が適切に行われるかを確認します。
手順2:排尿有り、無しの場合の処置
もし、午後4時頃までに排尿が無ければ、再び医師の支持を受けることになっています。
手順3 :カテーテルを外し排尿確認
我が家とJ病院は車で約15分の距離なので、一旦自宅に帰り排尿の確認をすることになりました。
1回目の排尿:午後0時40分頃に1回目の排尿(約200cc)がありました ^^
もう1回排尿があれば大丈夫だと思いますが・・・
2回目の排尿:午後2時半頃に2回目の排尿(160cc)がありました。
ただ、排尿時の始めにやや痛みが有るというのでちょっと心配。
3回目の排尿:午後4時頃にに3回目の排尿(260cc)がありました。
そして、排尿始めの痛みも無いと言うので不安は完全に無くなりました。
これで合計620ccの排尿があったので、もうカテーテル抜去は出来ると判断し、そのまま生活を続けることにします。
H病院とJ病院の導尿カテーテル留置の診断違い
今回、導尿カテーテル留置について2つの病院で診察を受けたが、留置方針で大きな違いが出たのに大きな違和感を感じた。
H病院はカテーテルの留置は恒久的になると思われると通告
H病院の泌尿器科医は、何を根拠に「恒久的に留置する」と判断したのでしょうか?
例えば、膀胱の収縮が著しく、自己排尿が難しいとでも判断したのか?
この病院は県内屈指の綜合病院で医師のレベルも高いが、ただ一次救急病院で全治するまで治療は行わず、ある程度の回復で他病院に転院させる。
そのため最終的にはカテーテルの留置判断も他病院に任せるので、抜去出来るなどの不確かな判断はしなかったのか?
しかし、H病院の判断によって3ヶ月もの長きに渡りカテーテルを留置したことは、家内本人も家族にも大きな負担になったことは間違いのない事実である。
J病院はカテーテルの留置は感染のリスクが高いので早目の抜去が望ましい
J病院の泌尿器科医は「リスクの多いカテーテルは早目に抜去するのが望ましい」と言って、早急にテストをしようと言ってくれた。
そして、この医師は特別な検査(血液検査、膀胱検査など)は行わず、このような判断をしたのは何故か?
それは、カテーテル留置に関し医師としての知見であり、ネット上にも多く見られる判断です。
これによって家内はカテーテルから解放され、感染のリスクも無くなり家族で喜んでいます。
まとめ
導尿カテーテル(排尿カテーテル)は感染のリスクが高いので、早目に抜去するのが望ましい。
カテーテルを恒久的に留置しなければならないか、外せるかはテストすれば明確になる。
もし、恒久的に留置する必要があると医師に言われても諦めず、セカンドピニオンを受けて抜去出来るかテストで確かめよう。
私の家内はセカンドピニオンで3ヶ月の留置から解放された。
多くの医師やWEB記事で「カテーテルの長期留置は感染のリスクが高いので、可能なかぎり抜去すべき」と提言している。
なお、カテーテルを除去して1週間経ちましたが、排尿することに関しては特に問題なく出来ているので、本当に良かったと思っている。
教訓
導尿カテーテルを恒久的に留置すると医師に言われても諦めず、セカンドピニオンを受けて取外すことに挑戦しよう。
その後の経過報告
導尿カテーテルを除去して3年たちますが、何の問題もなく生活しています。
もし、留置したままのことを考えるとゾッとしますね。
コメント
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