糖尿の検査を自宅で始めて3ヶ月-血糖値も平均で120台に

糖尿病で入院していた家内が自宅療養に移り、血糖値の検査を自宅で始めて3ヶ月が経ちました。

検査を始めた1週目(9/ 9~9/15)の空腹時血糖値は「162~169」と高く、どのようにして食事献立を作るか、血糖値を下げるか悩みましたが、3ヶ月目(11/11~12/8)には、努力の甲斐があって血糖値の単純平均ですが「125」まで下がり、恐れていた合併症の進行を回避できた感じがします。

そして、HbA1cも6.7から6.4に着実に改善しているので「かかりつけ医」からも良い評価を得ました。

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自宅療養で空腹時の血糖値測定3ヶ月目の結果

第10週目(11/11~11/17):123~138
第11週目(11/18~11/24):119~134
第12週目(11/25~12/ 1):116~132
第13週目(12/ 2~12/ 8):115~131
HbA1c(NGSP基準:4.6~6.2):6.4

この期間の単純平均血糖値は「125」であり、順調に改善しています。

そして、この期間の最高血糖値も「138」となり140台を切ってきたので、更にこれを下げることができれば良いかなと思っています。

血糖値を下げるため取り組んできた対策

糖尿病合併症(足の壊疽で左足下切断、糖尿病網膜症で手術継続中)の家内を今以上に悪化させないため、血糖値を下げることは緊急の課題でしたが、自宅療養3ヶ月で何とか血糖値コントロールを軌道に乗せることができたので、その概要をご紹介します。

糖質目標を定めて食事献立を作る

日々の食事を作るときに何を目標にして献立を作るか、これが重要なポイントになります。

病院が糖尿病患者に指導する食事は、一般的にカロりーをベースにバランスの良い食事献立になります。

これで例えると家内の1食における「ご飯の量は100g」となります。

しかし、私たちは糖尿病の研究者である北里大学研究所山田悟先生 : 糖質1日130g以下/日、40g/食を参考に、カロリーよりも糖質量を重視し、1食の糖質量を40~50gした食事献立にしました。

これにより1食の「ご飯の量は50~60g」となり、病院指導の量のほぼ半分となります。

これで多少心配なのはカロリー不足ですが、糖質の少ないおかずでカバーするように心がけて血糖値のコントロールを行っています。

糖質量の少ない食材を使う

ご飯以外の食材は徹底して低糖質タイプを使うようにしています。

・低糖質パンの採用(糖質量:6g/枚)
・低糖質調味料(醤油、ソース、ドレッシング、甘味料など)
・低糖質のヨーグルト

その他の対策

その他の対策として、食べる順番を「野菜-おかず(魚、肉)-味噌汁-ご飯-果物」にしたり、おかず類を増やしたりしてきました。

また当然ですが、甘い飲物や間食はいっさいやっていません。

足の血流改善で血糖値を下げる

これは足のむくみ対策として実施したことですが、足のマッサージや足湯、そして足の水抜きで血流を改善したことで、血糖値の低下にも効果があったのではと思います。

足の血流改善は血糖値を下げる効果があると医学博士:板倉弘重先生の説もあります。

血糖値は下がってきたが課題はまだまだ有り

家内の血糖値は安定してきたので合併症については今以上に悪化しないと思われますが、まだ幾つかの課題は残っています。

貧血が改善しない

家内は今年の2月末に糖尿病合併症で入院した当時から貧血の検査結果が出ていたが、病院では殆ど問題にされず、退院が近づいた8月中旬に私の指摘より鉄剤が処方された。

しかし、鉄剤を服用して3ヶ月半が経ったのに一向に改善される気配が無く、どう対処すればよいか「かかりつけ医」も私も明確に出来ていない。

今は、鉄分の多い食材を探しながら食べている状態で、問題をかかえたままの日々です。

食べる量を増やして血糖値を安定させる方法を探す

これまで血糖値を正常に近い数値でコントロールすることに注力し、主にご飯を減らし対策をしてきました。

それにより家内の体重は減って40kgぐらいになっており、BMI値:17.5 も低くなってしまった。

この体重は痩せ過ぎなので、もっと食べて血糖値を下げる方法を見つけなければならない。

まとめ

糖尿病の家内が自宅療養に入り血糖値の自己測定を開始して3ヶ月が経過しました。

測定開始当初の空腹時血糖値は「162~169」と高い状態でしたが、直近の血糖値は「115~131」であり、努力の効果が出て下げることが出来ました。

まだまだ正常値には遠いですが思いのほか順調に改善できたので、これからはあまり無理をしないでこの数値を守り、より確実な血糖値コントロール法を探していきたいと思っています。

そして、課題の貧血対策と体重を増やして血糖値を下げる対策も!

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