糖尿病の合併症で6ヶ月入院し昨年の8月末に退院した家内、退院後のかかりつけ医診断も9ヶ月経過し、当初10.7あったHbA1cも5.7に改善されました。
この15ヶ月間は、糖尿病の合併症の拡大悪化に怯えていましたが、ようやく血糖値も安定した数値にコントロール出来るようになり、穏やかな日々を過ごしています。
目 次
当初血糖HbA1cを10.7の背景
今から振り返ってみれば甘党で運動嫌いの家内は、コーラー、カルピス、カフェオレなどの飲料をよく飲み、そのうえ菓子パンなどもよく食べていたし、おまけに病院嫌いで健康診断もまったく行っていませんでした。
その家内が足が痛くて歩けないと言った時はすでに遅く、糖尿病の合併症で左足が壊疽になっていました。
この時のHbA1cが10.7で空腹時血糖値は551ありました。
即入院して足の切断手術となり、左足の膝下10cmを切り落としました。
その後、胆嚢摘出手術や胃腸不調などで6ヶ月入院が続き、ようやく昨年の8月末に退院したのです。
この退院時のHbA1は6.8もあり、空腹時血糖値は162でした。
HbA1cを5.7まで改善できた主な理由
合併症まで引き起こした糖尿病患者が、自宅療養に入って一番気を付けなければならないことは二度と合併症を出さないことです。
そのためには、血糖値を正常に極力近づける努力をして妥協しないことだと考えました。
ただ、HbA1cは自宅で測定できないので、空腹時血糖値を管理することで可能だと考えました。
空腹時血糖値の自己測定の実施
血糖値をコントロールするためには、日常の血糖値を知って改善を実施するサイクルを回さなければならないので、血糖値測定器を購入しました。
購入したのは「テルモのメディセーフ フィット」です。
これで空腹時血糖値を1週間に1~2囘測定して、食事の改善に役立てています。
糖質量を押さえた食事への切り替え
糖尿病でHbA1cが10.7まで悪化した家内、正常の血糖値に極力近づける食事はどのような物にするか?
これは病院でも教えてくれない、従って自分達で決めなければなりません。
そして、いろいろ調べた結果、1食の糖質量を40g以下に抑えることをベースに、血糖値の状況を見て微調整することにしました。
具体的には、朝は低糖質のパン、卵焼き、ハム、野菜、昼はご飯と低糖質の肉類、夜は自由だけど糖質量に配慮する食事にしました。
糖質量はなるべく調べて1食40gをオーバーしないように気配りしています。
糖質を含む飲料は飲まない
家内の血糖値を上げた大きな要因であったコーラー、カルピス、カフェオレはいっさい飲まないようになりました。
本当に大好きだった家内ですが、2度と合併症で病院に戻りたくない気持ちが功を奏したようで、今は慣れたようです。
間食は殆どやめた
ほぼ毎日していた間食(お菓子、砂糖入り紅茶)もいっさいやめました。
まとめ
糖尿病で壊疽になって足を切断、HbA1c:10.7、空腹時血糖値:551といえば、行くところまで悪化したと言えるでしょう。
そこまで重症の糖尿病になった家内ですが、15ヶ月の努力で健常者レベルのHbA1c:5.7まで改善しました。
なみに現在の空腹時血糖値は「110台~120台」、昼食3時間後で「130台」と良好なレベルになっています。
ご飯の量を減らし、甘い飲料やお菓子をいっさいやめたことは、とても苦しいように見えますが、以外にやって見て慣れてしまえば、体も慣れて当たり前のようになっていくようです。
もう二度と足の切断などはしたくないとの気持ちが、させることだと思いますが、その気になれば以外に簡単に出来るようです。