透析患者が新型コロナの濃厚接触者になると透析の継続はどうなる?

透析患者が新型コロナに感染したり濃厚接触者になると、透析の継続がどうなるのか心配ですが、我が家にそれが直撃しました。

それは家族が新型コロナ感染し透析患者の家内と糖尿病の私が濃厚接触者に、そして抗原検査やPCR検査など様々な体験をしたからです。

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透析患者の家内が新型コロナの濃厚接触者になった経緯

三人家族の我が家で一人が新型コロナに感染したので透析患者の家内と糖尿病の私が濃厚接触者になりました。

家族の一人が新型コロナに感染した経緯

会社に勤めている家族の一人が新型コロナに感染しましたが、感染元はどうやら会社のようです。

その職場は同一フローアで約200人が働いていて、感染者はほぼ毎日当2~3人出ているようです。

【新型コロナ感染と療養施設への隔離経過】

9月23日(金):発熱 38.5℃ 解熱剤カロナールの服用

9月24日(土):体温 37.2℃ ⇒ 夜 37.8℃
         咳、喉の痛み、だるさ有り

9月25日(日):体温 37.3℃ 発熱外来を探すも受診出来ず

9月26日(月):体温 36.8℃ 総合病院の発熱外来に、定員オーバーで
         受診出来ず、咳が少々あるだけ

9月27日(火):体温 36.7℃ 総合病院で受診⇒PCR検査で「陽性」
         CT検査で肺の異常なしの確認、血液検査も異常なし、症状もほぼ無し

9月28日(水):透析患者がいるので療養施設への移動手続き

9月29日(木):療養施設へ移動した

10月1日(土):自宅に帰宅し抗原検査を実施して「陰性」を確認

透析病院へ新型コロナの濃厚接触者なった旨の連絡など

家内が透析治療を受けている病院へ家族のコロナ感染と家内と私が濃厚接触者になったことを連絡しました。

9月27日(火):自宅で家内と私が抗原検査を実施し二人とも「陰性」を確認
          ※二人とも体温は36.5℃以下、症状もまったく無し

         透析病院へ連絡⇒次回透析予定29日(木)を30日に変更し、
         隔離部屋で透析を実施することになる

         つまり、濃厚接触者は隔離できる部屋で透析が続けられるのです。

9月30日(土):病院で抗原検査実施「陰性」⇒透析実施

10月3日(火):家内と私の二人がPCR検査実施(結果は翌日)⇒透析実施

10月4日(水):二人ともにPCRの検査は「陰性」判定
         結果が出るまで気になるも症状がまったくないので予想通りであった

以上により次回の透析からは正常の透析ルーチンに戻ることになりました。

透析患者が新型コロナに感染したらどうなる?

もし透析患者がコロナに感染したらこの病院で透析が続けられるのでしょうか?

透析患者がコロナに感染したら

・コロナを治療できる機材があり、治療ができる医師や夜勤を含めた看護士がいること

・入院設備や食事などが整っていること

などが必要であり、現実的には透析治療を専門にした病院では無理だと思います。

従って、以上が整っている病院を紹介してもらい転移することになると思います。

抗原検査とPCR検査について

今回、家族の一人がコロナに感染したことで濃厚接触者になった私達夫婦は、抗原検査とPCR検査を受けることになりました。

抗原検査
PCR検査で家族が陽性判定した日の夕方に、私と家内の二人は自宅で抗原検査を実施しました。

検査キッドは近くの薬局で購入し(1600円/個)、説明資料に基づき検査したところ二人とも陰性でした。

透析患者の家内は、透析病院で隔離透析をすることになり、隔離室への入室前に抗原検査を実施(家族感染後3日目)し陰性でした。

PCR検査
PCR検査は症状が出た家族が病院での診察時に行い陽性判定となる。

そして濃厚接触者の私達夫婦は、透析病院でPCR検査を行い翌日に二人とも「陰性」の連絡を受け、以後は隔離透析は解除され通常の透析を実施しています。

なお、PCR検査の検体採取の方法は「鼻から」と「舌の接触」の2種類あることが分かりました。

通常の病院でPCR検査を受けた家族は「鼻から」で、私達夫婦は「舌の上」に採取棒を10分間接触する方法でした。

この10分間はとても長く、鼻からの採取の方が短時間で良いねと思いました。

なぜ検体採取の方法が病院によって異なるものを採用しているか解りませんが、私は鼻からの方が直ぐ終わるので良いと思いました。

基礎疾患者の二人がコロナに感染しなかったのはなぜ?

今回、なぜ同居の一人がコロナに感染したにも関わらず私たち夫婦が感染しなかったのか、明確な答えはありませんが振り返ってみました。

なお、感染した同居の一人は発熱の症状が出るまでは家内の朝食と全員の夕食を料理していました。

私は自分の朝食と昼食、そして家内の昼食を担当していました。

コロナ感染が明確になるまでは特別な隔離はせず、感染が明確になった日から極力室内待機したが完全隔離はとても無理でした。

同居のコロナ感染者から感染しなかった理由?

【家内が感染しなかった理由】
 ・コロナワクチン3回目接種後 1ヶ月と20日
   ※3回目接種の抗体の効果か?

 ・ここ10年ぐらいインフルエンザの感染なし(ワクチン未接種だけど)

 ・幾つかの処方薬を飲んでいるがその一部が効いた?

【私が感染しなかった理由】
 ・コロナワクチン3回目接種後 5ヶ月と10日、4回目接種後 1週間 
   3回目接種の抗体は減少、4回目の効果は期待薄の時期なので?
 
 ・ここ10年ぐらいインフルエンザの感染なし(ワクチン未接種だけど)

 ・黒ニンニクを毎日食べているので免疫力が高いのかも?

 ・イソジンうがい薬で朝食後と夕食後にうがいをしている

以上のような不確かではあるが相乗効果でコロナウィルスに感染しなかったのかもしれない。

その他、私達夫婦は共に基礎疾患を持っており、しかも70歳半ばの高齢者でありますから、もし感染すれば重症化のリスクが大です。

よって、感染リスクを避けるため旅行や人が集まるところには殆ど行かないよう心がけているので、感染しなかったのは、そのご褒美だったのかもしれない。

まとめ

人工透析は通常3回/週の治療が必要であり、基本的にはお正月であろうが連休であろうが治療の休みはありません。

従って、透析を実施している家庭では、もしコロナに感染したり濃厚接触者になったら治療はどうなるのか心配ですよね。

私ども家族も同様でしたが、今回は濃厚接触者になって病院が適切な対応をしてくれて安心したことでした。

今回の体験が日本の透析病院の全ての対応とは言えないかもしれませんが、おそらく濃厚接触者に対しては通っている病院が適切な対応をしてくれると思ってよろしいかと思います。

ただ、透析者がコロナに感染した場合は、通っている透析病院が治療能力や隔離施設(入院対応)を持っているか無いかによって、転院の可能性もあると思われるのです。

以上、参考になれば幸いです。

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