糖尿病になったら病院で最初に指導されるのが食事療法、主な指導はバランス良い食事と摂取カロリーです。
しかし、私はいろいろ調査した結果、糖質量の制限から始めることにしました。
その理由は、家内が糖尿病で入院していた時の病院食に幾つかの疑問があったからで、私の糖質制限はおおむね成功しています。
糖尿病患者への病院食の疑問
家内が糖尿病合併症(足の壊疽で切断後)で入院していた時の病院食を振り返ってみると、病院食は糖質量よりもカロリーと食事バランスに配慮しているように見えました。
それは、
・糖質量の多いご飯の量が結構多い
・果物は甘味の多い缶詰を利用している
ことからも疑問を持ちました。
そして、退院前の家内の血糖値が空腹時で「150台」、食事後3時間の血糖値が「210~230」と高かったことからも病院食への疑問は高まりました。
なお、退院後の家内の食事は、糖質量を配慮した食事に切り替え、空腹時血糖値は平均で「130台」、食事後3時間も「170台」に下がっているので、糖質量を考慮した食事は成功したと言えるでしょう。
糖質量を配慮した食事とは
糖尿病専門のクリニックで初期の糖尿病と診断された私は、直ちに食事指導を受けましたが、ご飯1食150g等の糖質量をまったく配慮しない献立は無視しました。
そして、家内の食事を参考に自分の体格を考慮した糖質量(120g/1日)をベースに、ご飯は1食100g~120g程度にして副食を考慮することにしました。
副食は糖質の少ないタンパク質を増やし、野菜・果物も糖質量を配慮して食べるようにしています。
そして、朝食だけをパンに切り替え、パンは全て低糖質のものを選び食べるように変えました。
今は低糖質パンの販売も増えてきたので重宝しています。
食事療法1ヶ月後の空腹時血糖値とHbA1c
対策前の血糖値(11月上旬)
診断時の空腹時血糖値:139
HbA1c:7.3
食事療法1ヶ月後の血糖値(12月上旬)
空腹時血糖値:125~132
HbA1c:7.0
食事療法2ヶ月後の血糖値(1月上旬)
空腹時血糖値:114~131
HbA1c:6.8
以上のように糖質量を配慮した食事療法で、血糖値もHbA1cも着実に下げており、この方法は私たち夫婦において成功していると言えるでしょう。
今後の課題
私の糖尿病は初期段階なので、血糖値を安定させ合併症を起こさないようにするのが最大の目標です。
従って、空腹時血糖値も基準内(正常値)は無理としても、それに近い範囲で安定させたいのが私の願いです。
数値で言えば、空腹時血糖値が「110台~120台」、HbA1c が「6.0台」となります。
それを達成するため更なる改善策を考えて実施していこうと思っています。
まとめ
私は糖尿病の初期段階と診断され、直ちに糖質量を制限した食事療法を開始して2ヶ月が経過しました。
病院から指導された食事療法では糖質量の管理は一切なく、糖質の多いご飯の量など幾つかの疑問があったので、病院指導は無視して自分が信じた糖質量1日120gペースを守り食べていました。
結果は良好で、空腹時血糖値:125~132、HbA1cも改善できました。
これはまだ第1段階、更なる血糖値の安定化のため改善策を実施していくつもりです。
引き続き、また経過を記載していきます。
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