ヘモグロビンa1c・血糖値を一気に下げる献立!3食の糖質量変換の方法

糖尿病の合併症予防で必須の「血糖値・ヘモグロビンa1c」を一気に下げる方法をご紹介します。

空腹時血糖値を下げる食事献立を主眼にヘモグロビンa1c「7.3%」を糖尿病予備軍レベルの「6.3%」まで下げた改善法です。

この献立は独自で立案したもの、料理も簡単ですから宜しかった試してみてください。

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ヘモグロビンa1c・血糖値を下げるには

糖尿病になる人の殆どは、次のような特徴があり私の場合もほぼ同じでした。

1.運動量が極端に少なくなる夜に摂る夕食量(カロリー・糖質量)が多い
2.朝食を比較的簡単に済ませる
3.間食をして甘い物を食べたり甘い飲料を飲むことが多い
4.運動はあまりやらない

通常、殆どの家庭では3食(朝・昼・夕)の中で1番多く食べるのが夕食ですが、これで多くの人が糖尿病になるわけではありません。

しかし、夕食量の多さと間食の甘い食べ物・飲み物が合わさると知らぬ間に糖尿病なることがあります。

従って、血糖値を下げるには日々簡単に測定できる空腹時血糖値を主眼に改善していけば、ヘモグロビンa1cも連動して下がっていきます。

ヘモグロビンa1cと血糖値を一気に下げるための4つ食べ方

上記よりヘモグロビンa1cを一気に下げるための最大のポイントは、以下を重点的に実施することだと思いました。

1.夕食を少なくして夕食後の血糖値を低めにコントロールし、
翌日の空腹時血糖値を低くする

2.午前中は何かと体を動かす(仕事、買い物、掃除・洗濯、他)機会が多く、
血糖値も下がり易いので、朝食はたっぷり食べるようにする。←夕食と朝食を逆にする

3.昼食は朝食よりは少なめ、夕食よりやや多めにする。

4.間食は極力控える

ヘモグロビンa1cが7.0以上で糖尿病の合併症(糖尿病網膜症、糖尿病腎症、糖尿病神経障害など)の危険がある人は、上記4項目ぐらいの対策は必要だと思います。

これにより夕食後の血糖値が低くなり、翌日の朝食前の空腹時血糖値が大きく下がる可能性があり、ヘモグロビンa1cも合併症にならないレベルまで下がる期待が持てるのです。(私の経験より)

とにかく合併症になれば日常生活は様変わりし、長期の治療、苦痛・治療費など大変ですからね。
※私の家族の経験から兎に角とても大変です。

ヘモグロビンa1cと血糖値を一気に下げる献立

私の体格は身長:170.5cm、体重:58kg、この体重を維持し血糖値を正常値に近づけるべく考え出した献立をご紹介します。

以下の献立は、朝食と昼食は私が作るので私が考えたもの、夕食は低糖質の料理を要望し家族に考えてもらいました。

なお、私がこの方法に行き着くまでには約2年かかっていますが、これをご覧の方が実施すれば短期間で血糖値を下げられると思います。

ヘモグロビンa1c・血糖値を一気に下げる献立
【献立を作る上での主なポイント】
・朝食は一番多く食べる⇒ご飯の比率を朝食1/夕食0.5にした
・昼食のパンに低糖質のものを取り入れる(クロワッサン1枚の糖質8.6g)
・なるべく健康食品を取り入れる(味噌汁、青魚、鶏肉、納豆、黒にんにく等)
・便秘改善のため食物繊維を多い食物を摂る(野菜、低糖あんこ)
・味噌汁や調味料は塩分控えめにしている

血糖値の上昇を抑える食べ方

上記の献立のほかに実行していることは、血糖値の上昇を抑えるため食べる順序を変えました。

これもネットでは有名な方法で食べる順番は、「野菜を1番先に食べる」「2番目にタンパク質(魚・肉)を食べ」「3番目に炭水化物(ご飯・パンなど)」「最後に果物を食べる」ようにしています。

夕食後と空腹時血糖値の自己測定の結果

血糖値の改善には自己測定が必須なので家庭用の血糖値測定器(テルモ製:メディセーフ フィット)を購入し、随時測定することにしました。

血糖値の自己測定の頻度は測定用の針・及びキットが結構高いので週に1~2回程度で行っています。

夕食2時間30分後の血糖値推移

夕食後の血糖値測定は就寝前(午後10時頃・・・夕食2時間30分頃)に行っています。

【新献立の実施前(令和3年/6~7)】
血糖値(123~129):18%
〃 (130~139):27%
〃 (140~164):55%

ヘモグロビンa1cを一気に下げるコツ

血糖値130~164で82%ですから結構高い状態で就寝に入っていることが分かります。

【新献立の実施後(直近3ヶ月)】
血糖値(104~109):25% ← 健康人の基準にも時々入るようになりました
〃 (110~119):13%
〃 (120~129):62%

ヘモグロビンa1cを一気に下げるコツ

新献立の採用により夕食後後の血糖値は、大幅に下がりました。

朝食前の空腹時血糖値の推移

空腹時血糖値は通常健康診断などで測定されるもので、糖尿病の予防や治療開始などの可否の判断になります。

ご参考:健康な人の空腹時血糖値は「70~109mg/dl」

【新献立の実施前(令和3年/6~7)】
血糖値(117~119):11%
〃 (120~129):44%
〃 (130~139):45%

ヘモグロビンa1cを一気に下げるコツ

新献立前の空腹時血糖値は、すべて基準値「70~109mg/dl」を超えています。

【新献立実施後の直近3ヶ月】
血糖値(103~109):26% ← 健康人の基準にも時々入るようになりました
〃 (110~117):74%

ヘモグロビンa1cを一気に下げるコツ

空腹時血糖値も大幅に下がり、26%が基準値に入るようになりました。

新献立を実施した後のヘモグロビンa1cの結果

日本糖尿病学会が示す糖尿病の合併症を予防するヘモグロビンa1cは、「7.0%未満」としていますので、この数値を超えた人は早急に下げる必要があります。

ヘモグロビンa1cを一気に下げるコツ

なお、ヘモグロビンa1cは自宅では測定できないので医療機関の測定結果によるものです。

【医師から糖尿病の申告を受けた時点(令和1年/11】
ヘモグロビンa1c:7.3%・・・合併症の危険有り

以下が当初の血液検査の結果データーです。

ヘモグロビンa1cを一気に下げるコツ


【新献立を実施後の直近1年間の結果(令和4年/1~12】

ヘモグロビンa1c:6.3%~6.6%・・・合併症を防げるレベル

以下が血液検査の結果データーです。

ヘモグロビンa1cを一気に下げる

健康人のレベルまでもう一歩となりましたが、ここまで下げれば合併症の危険はありません。

ヘモグロビンa1cを一気に下げる献立のメリット・デメリット

今回ご紹介した献立は短期間に夕食後&空腹時血糖値とヘモグロビンa1cを下げますが、以下のメリット・デメリットがあります。

メリット

主なメリットを以下に記載しましたが、けっこう良い結果が出ています。

・糖尿病合併症(糖尿病網膜症、神経症が、腎症⇒人工透析)を予防できる可能性が高い。

・高齢者や男性でも料理が簡単にできる献立になっている

・血液をサラサラにして血流を良くする青魚、黒にんにくなどにより血圧降下の期待ができる
  ※現時点の私の最高血圧は「110~120台」です。

・病院への通院回数減、投薬の減少、治療費減になる
  ※ちなみに現在の私の通院は1回/2ヶ月で治療費は約900円です

・体重を減らしたい方にも効果が期待できる

デメリット

従来の食事内容を大きく変えるので人によってはデメリットもあります。

・朝食の量が一番多いので朝が忙しい方は難しいかも?
  ※前日の残り物、缶詰等の利用で料理時間は短縮できますが・・・

・夕食をゆっくり美味しいものを多量に食べたい方には苦痛。
  ※これが糖尿病の原因の一つでもあるんですが・・・

・基本的には禁酒なのでお酒の好きな方には大きなデメリットになるが、
最近は「糖質ゼロのビール」もあるので適度な楽しみはできる

まとめ

自宅で空腹時血糖値を測定したら基準値を大幅にオーバーしていたので糖尿病を専門にしているクリニックで診断を受けた。

その時のヘモグロビンa1cは「7.3%」、空腹時血糖値の最高は「164mg/dl」で合併症の危険があり食事療法を開始した。

クリニックから指導された食事献立は結構難しく、ネット情報を参考に試行錯誤しながら料理下手の自分でも作れる献立を作り食べることにした。

ポイントは、夕食後の血糖値及び翌朝の空腹時血糖値を下げるため夕食の量を減らすこと、朝食を一番多い量にすることでした。

朝食は多くしてもその後の運動量が多いので血糖値の上昇を抑えやすいことに着目した。

この献立に至るまでに2年ほどかかったが、ヘモグロビンa1cは「6.3%」まで下がり安定しています。

【追記】

ヘモグロビンa1cが7.0%以上になった人は、糖尿病の合併症にならないために早急に食事療法を実行する必要があります。
※用心のためには6.8%ぐらいの人も必要だと私は思います。

なお、糖尿病の食事療法は種々ありますが、短期間に下げるための一つの方法として今回紹介した「朝食量>昼食量>夕食量」は、テレビでも放送されているので手法として間違ってはいません。

以上からこの手法は、高い確率でヘモグロビンa1cを下げられるものと思っています。

ご参考になれば幸いです。

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糖尿病の方はコレステロールも高い場合が多いので以下の記事もご覧ください。

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